悪魔の半島とも呼ばれるバハ・カリフォルニア。サボテンと潅木しか生えない不毛の大地。
西部開拓時代には、列車強盗が別天地を求めて国境越えをしたが、現代はオフロードライダーが荒れた大地を求めてメキシコへ入国する。
原始のままの自然を残す半島の全てがライディングフィールドといえる、オフロードパラダイスだからだ。

地図を見ると北米大陸の西岸を縦断する海岸山脈が、氷山の頭を海面から出している様に、
その頂上部を南北約1600km、幅100kmほどに細長く突き出し、やがて海に消える。
ランズエンドと呼ばれるその最南端は、切り立った岩場となっている。その岩場を越えるか、
渡し舟でしかたどり着けない半島最先端に、小さな砂浜がある。
スペイン語で「プラヤ・デ・アモール」=「恋人達の砂浜」、なんともロマンチックで、これまたパラダイス。

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